新年のごあいさつ

あけましておめでとうございます。

みなさま方におかれましても、すがすがしい新年をお迎えのことと存じます。ご来光に初サイクリングされたり、神社へ初詣に出かけられたりと、充実のスタートをされた方も多いと思います。
さて、JBCFが創設より48年間活動を続けてまいる事が出来ましたのは、皆さま方の力強いご支援の賜物と心より感謝申し上げます。

来年は50周年の節目も迎えます。半世紀に亘って連綿と成長を続けてこられた先輩の方々にも心より御礼申し上げます。5年前に一般社団法人となり、そのスタートより連盟方針として、日本ロード界の最高峰「Jプロツアーの価値向上」を連盟基本方針に掲げ、さらに「継続」「向上」「拡大」を合言葉に、多くの方々からのご協力で、昨年度は加盟登録者2700名、320チームを夫々超えるまでにまでに成長してまいりました。

今年はリオデジャネイロ五輪の年、2020年には東京での開催と、一気に各スポーツ共に盛り上がり、まさに強風の追い風、飛躍への好機と申せます。私どもの連盟も、 Japanese Way で単なる模倣ではない、異質の多様性の融合を認める風土を醸成、多くの大会を通じた実戦強化と、若年層からの育成を大切に、スター選手の輩出を期しています。またとても大切な、社会への情報発信にも、専門部門(ゼネラル ディレクタ-)を配し、我々の行動が自転車文化として社会より認められるよう推進してまいります。

実践活動としては、トップカテゴリーのJプロツアーには昨年に続きUCI申請中の9チームが総て登録され、それにも海外遠征との両立を図って、五輪、世界選の出場枠のUCIポイント獲得を促進支援するルールを導入、これからの連盟を担う、ジュニア、ユースの育成に、JBCFとしてJユースツアー戦、高校生の加盟、強化キャンプを企図し、またつとにクローズアップの女子競技を活性化させてゆくチーム魅力への配慮、エリートはJプロツアーへのステップとしてクラスタランクの上位を窺う人から、レースを楽しむ方々までが、一気通貫のランキングを正確、リアルタイムな広報に挑戦してまいります。

各大会では安全な運営と国際的にも認められる開催を標榜してゆき、ロードシリーズでは、内容をロードレースに於いては名実備わった公道使用の大会を継続、拡大させ、難しくとも安きに流されぬように取り組みます。トラックシリーズも五輪種目として尊重し、ロード選手にもロードポイントの付与をし、参加促進を更に高める環境づくりを構築します。

今年は干支にちなんで猿年にふさわしい、智慧と周知を集めてチームワークを高め、技量を磨かれて飛躍の年とされるよう祈念しております。

加盟登録がスタートします。皆様方からより信頼される連盟として邁進してまいりますので、本年度もどうぞよろしくお願いいたします。

平成28年1月1日

一般社団法人 全日本実業団自転車競技連盟
理事長   斧 隆夫